ごあいさつ

育児は十人十色、一人ひとり違っていい

私は日本で助産師として数年働いた後、オーストラリアにあるウーロンゴン大学の看護学部と同大学の助産師過程の大学院を卒業しました。オーストラリアは、多くの文化と思想、さまざまな人種が混在した、とても魅力的な国でした。そこで学んだことは、個々の考えや欲求、価値観は十人十色であり、人はみな違ってよいということでした。

子育ても同様に、十人十色で100人いたら100通りの育児があって良いと考えています。他者と比較することに何ら意味を持たず、時にママ自身を苦しめてしまいます。我が子しか知らないママたちにとって、得られた情報が正しいのかどうかも分からず、一人で悩んで苦しんでという方も多くいらっしゃいます。心配しなくていいよ、うまく育っているよといった言葉でどれだけ救われるママがいることか。私自身が3児の母であり、子育てがどれだけ大変か経験しているからこそ、共感でき、寄り添えると考えています。また、子育てから得られる楽しさも伝えられると考えています。

助産師として20年以上、地域周産期センターである武蔵野赤十字病院では10年以上にわたり、妊娠初期から産後まで、多くのママと赤ちゃん、そしてその家族のかたに関わってきました。また、産後ケアでは、モデル事業立ち上げメンバーであり、チームリーダーとして安全に安心してご利用いただけるようにマニュアル作成・運営などに関わってきた経緯があります。

しかし、周産期センターなどの大病院では1人ひとりに合ったケアに限界があることも痛感しております。だからこそ、ママや赤ちゃん、その家族の方たちをもっと近くで支え、深く寄り添いたいと考え、この「ふわまる助産院」を開設しました。ふわっと風のようにそばにいて、まるく包み込むような助産院にしたいと思いこの名前を付けました。

武蔵野赤十字病院での豊富な経験を活かし、地域に密着した助産院を目指したいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

院長桂木美江

略歴

岡山県出身、看護師・保健師・助産師の免許取得後、 周産期センターで助産師として勤務。
オーストラリア Wollongong大学にて学位取得、同大学大学院 メディカルサイエンス助産師学科修士卒業
杏林大学病院 周産期センター・小児科など勤務  3児の母となる
武蔵野赤十字病院周産期センターにて助産師として勤務を経て、2023年産後ケアを中心とした子育て支援を行うためにふわまる助産院を設立。

資格認定

資格:看護師、助産師、保健師、調理師、アドバンス助産師 ベビーウェアリングコンシェルジュ
インストラクター:ベビーマッサージ、ベビーヨガ 抱っことおんぶの専門家
認定・資格:家族計画実施指導員、NCPR、BLS、ACLS、ALSO、J-CIMELS ゲスト講師:東京家政大学 看護学部にて「地域における子育て支援の実際と課題」 「虐待の現状と看護者の課題」
日本母乳の会にて講演「陥没乳頭・吸着困難の事例検討」

所属学会・団体

公益社団法人日本看護協会会員
一般社団法人日本助産学会会員
日本助産師会
武蔵野助産師会
NSCA JAPAN
日本母乳の会